商品ページに設定したい構造化データまとめ
公開日:2020年8月10日
商品ページの検索流入を向上させる、商品に関する構造化データをまとめました。具体的なJSON-LDのコードも例示しています。
商品(Product)
商品に関する構造化データです。
- リッチリザルトで詳細な商品情報を表示
- Google 画像検索で商品にバッジを付けて表示
という二つの検索結果での露出強化ができます。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org/",
"@type": "Product",
"name": "商品名",
"image": [
"画像URL-1",
"画像URL-2",
"画像URL-3"
],
"description": "商品説明文",
"sku": "商品の販売者固有番号",
"mpn": "グローバル識別子(本のisbnなど業界、国際基準番号)",
"brand": {
"@type": "Brand",
"name": "ブランド名"
}
}
</script>
構造化データ自体はシンプルなので、通販サイトなど商品データを持っているサイトでは簡単に追加が可能です。
上にあげた例はProductのベースの部分で、それに、
- review
- aggregateRating
- offers
のいづれかを組み合わせて使うことが必須条件とされています。
商品のレビュー記事:reviewと組み合わせる 商品の販売ページ: offersやaggregateRatingと組み合わせる
といった形で使います。
Review
ページのレビューデータを検索エンジンに伝える構造化データです。単体で使うのではなく、
- 書籍
- コース
- イベント
- ハウツー
- ローカル ビジネス
- 映画
- 商品
- レシピ
- ソフトウェア アプリ
などの、他の構造化データと一緒に使います。
"review": {
"@type": "Review",
"reviewRating": {
"@type": "Rating",
"ratingValue": "4",
"bestRating": "5"
},
"author": {
"@type": "Person",
"name": "レビュー者名"
}
}
レビューに関する構造化データは、AggregateRatingというのもあります。
先ほどの「Review」が単一ライターによるレビューなのに対して、AggregateRatingは不特定多数のユーザーレビューの平均値を出す場合に利用します。
"aggregateRating": {
"@type": "AggregateRating",
"ratingValue": "4.4",
"reviewCount": "89"
}
よくある質問(FAQ)(FAQPage)
商品やサーブスなどに関するよくある質問(FAQ)を表示する構造化データです。この構造化データは商品に限らずサービスなどにも利用できます。ユーザーが商品について「喋り言葉」で検索する際に効果を発揮します。
配列形式で複数データを入れることができるので、関連する複数のFAQを入れて置くことで、幅広くリーチすることができます。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [{
"@type": "Question",
"name": "質問1",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "答え1"
}
},{
"@type": "Question",
"name": "質問2",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "答え2"
}
},{
"@type": "Question",
"name": "質問3",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "答え3"
}
}
]
}
よくある質問(FAQ) | Google 検索デベロッパー ガイド
書籍、動画、コース、定期購入などは独自の構造化データを使おう
同じ商品でも、
- 書籍 (Book)
- 動画 (VideoObject)
- コース(Course)
など、独自の構造化データが用意されている場合は、そちらを利用します。
特に、書籍 (Book)とコース(Course)は、専用の値があるため、そちらに合わせた方が検索での一致性が向上します。
商品ページに設定したい構造化データまとめをみてきました。
データさえ揃っていれば、設定自体はとても簡単にできるので、ぜひ設定してみてください。