SEOがメインなら簡単なアクセス解析はSearch Consoleも活用しよう
公開日:2020年11月16日
かつてはサイトの設定がメインだったSearch Console。現在ではSEOがメインなら簡単なアクセス解析が出来るほどまでアップグレードされています。今回は、Search Consoleを簡単なアクセス解析として使うメリットやAnalyticsとの使い分けをご紹介。
Search Consoleをアクセス解析に使うメリット
シンプルなUIでザックリとした数字を捉えやすい
アクセス解析といえばGoogle Analyticsが人気ですが、Google Analyticsは高機能な分、ザックリとした数字を見るには少々使い勝手が悪い部分があります。一方でSearch Consoleはシンプルなので、少ない時間で重要な指標をチェックできます。
アクセス解析をする際は、主に「全体のUU」や「全体のPV」、「上位の集客ページ」などを見ますが、これらの指標はSEOでの集客が95%以上を占めるようなサイトではほぼSearch Consoleでのアクセス数と同数になります。というのも、日本での検索シェアはGoogleが90%以上を占めているからです。
週次、月次といった大きな括りではGoogle Analyticsで詳しい分析をしたいですが、毎日のアクセス数や推移を見るだけならSearch Consoleでも十分です。
キーワードからアクセスを分析できる
Search Consoleでは「検索パフォーマンス」で、どのキーワードから集客できているのか、どんなキーワードで上位表示出来ているのかなどを知ることが出来ます。検索パフォーマンスはどんどん機能が追加されて、最近では期間を指定した比較なども出来るため、「伸びているキーワード」「落ちてるページ」なども確認できます。
これらの情報はサイトのコンテンツを作成するのに非常に役立つため、日々チェックしてコンテンツ戦略をアップデートすることで最短でサイトを成長させることが可能です。
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サイトのSEO的な問題点もすぐにわかる
Search ConsoleではクローラーのエラーやAMPエラー、構造化データのエラーなど様々なサイトに関する指標がチェックできます。
これらの問題点は確認されたらすぐに解決すべきものが多いので、日常的にSearch Consoleをチェックすることで、速やかに対応が出来ます。
Google AnalyticsとSearch Consoleの比較
「サイト内」の出来事はGoogle Analyticsの役目
かつてのGoogle Analyticsは、集客キーワードなども取得できたためかなり万能ツールでしたが、最近はキーワードなどの「検索エンジンでの出来事」はSearch Consoleに移行しています。
逆に、Google Analyticsはサイト内での出来事については、いろんな数字が様々な角度で詳細に調査できるように進化しているので、Google Analyticsはそちらの用途で使うほうが良いでしょう。イベントトラッキングやユーザー属性の調査などは、Google Analyticsの強みの一つで、Search Consoleでは出来ません。
「集客まで」はSearch Consoleのが得意
一方のSearch Consoleは、検索エンジンでの出来事のレポートですから「集客まで」を調査できます。SEOがメインならサイトに大きな変更がない限りは「集客まで」の数字が追うべき数字ですので、Search Consoleで十分です。
また、Search Consoleは数日前のレポートが表示されるのでリアルタイム性はGoogle Analyticsには敵いません。リアルタイムで数字を見たい場合はGoogle Analytics、大雑把な数字で動向をチェックする場合はSearch Consoleという使い分けも良いでしょう。
かつてはサイトの設定や、クローラーの動向・リンクのチェックがメインだったSearch Consoleも、最近はどんどん進化してGoogle Analyticsの要域に近づいてきました。
使い方次第ではGoogle AnalyticsよりもSearch Consoleの方が使いやすいケースもあるかと思うので、ぜひ試してみてください。