SEOランキングチェックをするメリットと効果的な運用方法まとめ
公開日:2020年1月16日
「なんでみんなSEOランキングチェックをしているのかわからない」「どうやってランキングチェックをすればいいかわからない」という方に向けて、なぜ、ランキングチェックが必要なのか、どのようにするべきかをまとめてみました。
日々のサイトメンテナンスとして
SEOランキングチェックは自分のサイトのメンテナンスに最適な活動です。順位を確認するだけでなく、副産物的にサイト運営にプラスになる効果があります。
自分のサイトの現在地がわかる
サイトの現在地とは、単にSEOの順位だけのことではありません。
いきなりビッグキーワードが取れる!という方もいるかもしれませんが、多くのサイトは、
- 全くSEO順位に入ってこない
- ロングテール複合キーワードで下位のランクが取れる
- ロングテール複合キーワードで上位を取る
- ミドルキーワードで下位のランクが取れる
- ミドルキーワードで上位を取る、同時にビッグキーワードでいくつか上位を取る
- ビッグキーワードで上位を取る
と行ったフローで成長していきます。逆に言えば、キーワードの種類でサイトのレベルがわかるわけです。
SEO順位チェックをする時は、たとえサイトの規模的にランキングに入っていないことがわかっていても、
- ロングテール複合キーワード
- ミドルキーワード
- ビッグキーワード
の3つのジャンルに分けてSEO順位チェックすることで、サイトの現在地がわかります。
検索エンジンのアルゴリズムの変更(Google変動)の時の傾向がわかる
これは上記の「サイトの現在地を知る」とは全く逆の考え方で、Google Search Cosoleなどで調べた「上位が取れているキーワード」をいくつか追跡しておくことで、検索エンジンのアルゴリズム変更に影響を受けたかをチェックという方法です。
たとえば、「Google Analytics」に関連するいくつかのキーワードが上位にあるサイトを持っていたとして、
- 1ページ目にあるキーワード
- 3ページ目くらいにあるキーワード
- 10ページ目にあるキーワード
をそれぞれ順位チェックしておくことで、サイトのどの部分が検索エンジンのアルゴリズムに引っかかったのかが推測できます。
アルゴリズムによって「上がった」「下げられた」原因を推測することで、次のサイト改善の方針を決めることもできます。
マーケティング活動として
SEO順位をチェックすることは、単純なマーケティング活動でもあります。競合の動きはどうか、業界の動きはどうかと行った情報を探ることができるのです。
競合サイトをチェックして新しいアイデアを探す
競合サイトをチェックすると行ってもいくつか視点があります。
- 競合サイトが持つ自分のサイトにない強みはどこなのか?
- 急上昇・急下降したサイトはあるか?原因はどこにあるか?
- 競合サイトにはないけど、追加した方がいいコンテンツはないか?
などです。
そうした視点でSEOの順位チェックをすることで、新しいアイデアを得ることができます。
キーワードのニーズの変化を体感できる
SEO順位をチェックしていると、「検索順位は変化してないのに、アクセスが急に変わった(増えた・減った)」という事例があります。これはSEOよりももっと大きな枠で何かが動いているシグナルです。
ランクが変わっていないのにアクセスが増えた場合は「そのキーワードに関するニーズが高まっている」というシグナルなので、付随キーワードを調べて、関連コンテンツを追加したり、情報量を増やすことで、サイトを大きくすることができます。
逆に、アクセスが減っている場合は、そのキーワードや商材、業界などが下降傾向にあるということです。短期間で判断はできませんが、サイトやコンテンツの運営方針を決める際の指針の一つとなるでしょう。
簡単にですが、SEOランキングチェックをするメリットと効果的な運用方法まとめました。
SEOの順位チェックもただ眺めているだけでなく、しっかりとマーケティングのための活動とすることで、サイト運営にプラスにしていきましょう。