Google Search Console Teamからメールで通知される「問題(エラー)」は早めに修正すべきか
公開日:2020年4月30日
Google Search Console Teamから通知される「問題(エラー)」メール。すぐに対応すべきか、何から対応すべきか、どのようにエラーと付き合っていくべきかなどをまとめました。
Google Search Console Teamから届く「問題メール」
Google Search Consoleにサイトを登録していると、下記のような「問題メール」が届くことがあります。
サイト XXX で「YYY」の問題が新たに 検出されました
XXXX の所有者様
Search Console により、貴サイトに影響する「モバイル ユーザビリティ」関連の問題が 2 件検出されました。
主な問題
貴サイトでは、以下の問題が検出されました。
クリック可能な要素同士が近すぎます
コンテンツの幅が画面の幅を超えています
上記の問題をできる限り解決されることをおすすめいたします。こうした問題を解消することで、サイトのエクスペリエンスや Google 検索結果での表示を最適化できます。
Google Search Console Teamからメールで通知される問題(エラー)の種類
Google Search Console Teamからメールで通知される問題(エラー)には下記のようなものがあります。
- カバレッジ
- AMP
- モバイルユーザービリティ
- パンくずリスト
- 商品
などです。
エラーを検出する項目はサイト構成によってそれぞれ異なり、エラー内容も異なります。
「問題メール」はすぐに対応すべきか?
Google自身が「上記の問題をできる限り解決されることをおすすめいたします。」と書いているように、これらのメールが届いたからSEO的にすぐに悪影響が出るというものばかりではありません。
ただし、基本的にはエラーは修正すべきです。
重要度「高」:すぐに修正すべきエラー
すぐに修正すべきなのは、「カバレッジ」です。これはGoogleがサイトをクロールした際に何らかの理由でクロールができない場合に通知されます。
「クロールされない=インデックスされない」なのですぐに修正すべきですし、仮にインデックス不要なページに対して「カバレッジエラー」を通知してきているのであれば、noindexでインデックス登録を回避しましょう。
Googleがクロールしようとするということは、内部・外部リンクが貼られているということなので、リンク切れになっている可能性も高いため、カバレッジエラーは「Googleが勝手に表示に問題のあるページを探してくれている」と思って、すぐに修正しましょう。
もし、サイトリニューアルなどで一時的にサイトが見れない場合は、503ページを出すなりして、しっかりと閲覧者に対して状況を伝えるようにしましょう。
重要度「中」:なるべく早く修正すべきエラー
下記の問題については、サイトの構成や集客ルートに応じて優先度を決めて、なるべく早く修正しましょう。
- AMP
- モバイルユーザービリティ
- パンくずリスト
例えば、サイトがAMP経由での集客がメインなのであれば「AMPに関する問題」はすぐに解決しなくてはならないですし、ユーザーのほとんどがPC経由ならば「モバイルユーザービリティの問題」は放置しておいても大きな問題点はありません。
すぐに修正するのも大事だが「問題を溜めないこと」も大事
Google Search Console Teamからの問題レポートは、すぐに解決できるものから、解決までに時間の必要なものまで様々なものがあります。
緊急性の低い問題は後回しにしても問題ないですが、「未解決の問題を溜めない」ように注意しましょう。
それぞれ小さな問題でも、積み重なっていくことでSEO的にマイナス要因になることもありますし、「モバイル・ファースト・インデックス(MFI)」のようなGoolgeのアルゴリズムアップデートによって「大きな問題」となることもあるからです。
問題に対処することで、次から問題を未然に防げる
Google Search Console Teamからの問題レポートには当然ながら傾向があるので、何回か同じような問題を解決していると、サイトやページを作成する際に「ここはダメなところ」というのが自然とわかってきます。
そうした経験を積むことで、自然と問題を未然に防ぐスキルが高くなるという別のメリットもあります。
Google Search Console Teamからメールで通知される「問題(エラー)」は早めに修正すべきかを見てきました。
結構細かいところまで指摘してくるので面倒に感じてしまいますが、Googleが勝手にエラーチェックをしてくれていると思って、コツコツと修正していきましょう。