複数サイト運営のメリット・デメリット
公開日:2020年10月14日
複数サイト運営する際に発生するメリット・デメリットをまとめました。複数サイトを運営する際に気をつけたいポイントも。
複数サイト運営のメリット
リスク分散ができる
どんな事業でもそうですが、収益源を一本に絞ることほどリスクの大きいものはありません。それはサイト運営でも同じで、
- ある日突然SEOで集客が激減した
- 法令の改正などで閉鎖を余儀なくされた
- 広告主が撤退した
などの理由で、サイトの集客や収益が激減するリスクがあります。
その際に、複数のサイトを運営していればリスクを抑えることができます。
ノウハウを共有できる
複数サイトを運営していると、サイトによって、コンテンツだけでなくページの仕様やデザインなど違った対応が出てくるのは当然です。
対応コストがかかるという意味ではデメリットでもありますが、それぞれのサイトで得たノウハウを共有、または共通化することで、相互作用で全てのサイトを効率よくグレードアップできます。
視野が広がりアイデアが生まれる
複数サイトを運営しているとわかりますが、サイトごとにSEOなどの集客や収益方法、読者の構成などは様々です。それぞれの違いを意識しながら運営することで、視野が広がって新しいアイデアが生まれやすくなります。
特に、「記事タイプのサイトとポータルサイト」など全く違ったタイプのサイトを複数運営していると、運営に必要なノウハウがかなり違うため、新しいノウハウを掛け合わせることで新しいアイデアやサービスが生まれることもあります。
SEOの影響計測がしやすい
1サイトしか運営していない場合、SEOでの集客に影響があった際に、
- 順位的な変動なのかニーズ的な変動なのか見極め
- アップ・ダウンの影響範囲の見極め
- SEO施作の効果測定
がしやすくなります。
特にアップ・ダウンの影響範囲の見極めはかなり顕著にわかるので、SEOでアップしている場合は効果の出ているやり方を横展開し、、ダウンしているときは全体の見直しをするきっかけにもなります。
複数サイト運営のデメリット
リソースが分散する
サイトを増やしただけ、担当者の作業は増えるわけですから、複数サイトを運営するということは、運営担当者のリソースをサイトの数だけ分散させるということでもあります。
うまく作業を効率化したり、ノウハウを横展開するようにしないと、全てのサイトが中途半端になってしまうこともある諸刃の剣的な面もあります。
ここをリソースで補おうとすると、単純に作業人数を増やしたり、他の作業を減らしたりというコストが必要になるため、複数サイトを運営する際は、バランスをしっかり考えて運営する必要があります。
成果が出るのが遅くなる
一つのサイトに100%のリソースを投下できないわけですから、1サイト運営時よりも集客数などの成果が出るのがどうしても遅くなりがちです。
ここに関しては、特にサイト設立初期から1年目くらいが一番辛い時期でもあるので、根気強く運営していく心構えがないと、サイトを作成した分のリソースが無駄になってしまうリスクがあります。
また、同時に複数の新規サイトを立ち上げると、成果が出るまでに時間もかかり、モチベーションの維持をするのも大変になります。
相互SEO効果は思ったよりもない
同じようなジャンルのサイトを複数運営して、それぞれが競合を圧倒するようなクオリティの高いものになれば別ですが、ジャンルが違ったり、サブ的なサイトの場合、SEOの相互効果は思ったよりもありません。
同じジャンルで複数サイトに割るとSEOに有利な関連性の高いリンクをサイト同士で貼れますが、それぞれのサイトの密度が下がってしまうため、リンクジュースの価値が減ります。
全く違うジャンルの場合、そもそもSEOに有利な関連性の高いリンクが貼れるケースがそこまで多くないため、SEO効果は高くありません。
複数サイト運営のメリット・デメリットを見てきました。
メリットもたくさんありますが、主にリソース面でのデメリットが大きいのが複数サイト運営です。今回挙げたメリット・デメリットは、どういった種類のサイトを、どういったジャンルで作るかにもよるので、ベストな方法を探してみてください。