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ユーザーのCore Web Vitals測定にCloudflare Web Analyticsという選択肢

WEBZINNEトピックス編集部のアイコンWEBZINNEトピックス編集部

公開日:2021年7月6日

新しいGoogleアップデートで導入された「Core Web Vitals」。ローカルのテストだけでなく、実際にアクセスしたユーザーのブラウザでどんなスコアになっているかを調査するなら、Cloudflare Web Analyticsという選択肢もアリです。

Core Web Vitalsをローカルツールでチェックする問題点

自サイトのCore Web Vitalsのスコアをチェックする際、多くの場合はLighthouseなどのローカルツールを使うことになります。

ローカルの結果でも概ねのスコアは確認できますが、実際にユーザーがブラウザでアクセスした際のスコアとは離れてしまうケースがあります。

例えば、

  1. 実行環境(PC、スマホ)
  2. サーバー環境(混雑時など)

などです。

基本的には、環境の差異は吸収されることが多いかと思いますが、APIからデータをロードするページや、JavascriptでレンダリングするSPAなどの場合は、環境依存が大きくなりがちです。

その意味では、実際にアクセスしたユーザーのCore Web Vitalsスコアがわかるとより最適な改善ができると言えます。

Cloudflare Web AnalyticsはユーザーアクセスのCore Web Vitalsを計測できる

Cloudflare Web Analyticsには、標準でユーザーアクセスのCore Web Vitalsを表示する機能があります。

Core Web Vitals | Cloudflare Web Analytics

しかも、国やリファラ、デバイスタイプなどでフィルタリングもできるので、どんな環境のユーザーのCore Web Vitalsが悪いのかを詳細に調査することができます。

実際にアクセスしてくれたユーザーの実測値なので、運営側がローカルで計測したスコアよりも実態に近く、改善をより効果的に行うことができます。

Cloudflare Web AnalyticsはGoogle Analyticsと共存しても良い

Cloudflare Web Analyticsはかなり軽量なアクセス解析サービスなので、すでにGoogle Analyticsを使っている場合でも、共存させてもページの挙動には大きな差は出ないと思われます。

もし、リクエスト数を少しでも減らしたいのであれば、Core Web Vitalsの改善を調査する期間だけ導入して、改善が終わったら外してしまっても問題ありません。Cloudflare Web Analyticsは無料で使えるツールなので、この辺りも気軽にできます。

ユーザーの実際のCore Web VitalsのスコアはSEOには影響がない場合も

SEOにおいては、あくまでGoogle Botがアクセスした際のCore Web Vitalsスコアを採用するはずなので、ユーザーのCore Web Vitalsスコアを改善したところで、SEO的には影響が少ない可能性もあります。

仮にSEOにとって影響が少ないにしても、Core Web Vitalsを改善することはサイトの使いやすさを改善することとイコールですので、取り組んで損はありません。

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