考え方が違う!検索エンジンとSNSの検索対策の違いを理解しよう
公開日:2020年11月17日
検索エンジンとSNSの検索対策は考え方が全くことなります。それぞれの違いや両者を組みわせた効率的な集客方法を理解しましょう。
WebサイトとSNSではコンテンツの質が違う
Webサイトはライブラリ、SNSは現在の情報
Webコンテンツとして見た時に、WebサイトとSNSの違いはかつては「長文=Web、短文=SNS」という考えでした。しかし、現在ではSNSは「大量に流れてくるタイムラインから最新の情報を得る」という機能が重要視されてきています。ここが検索エンジンとの違いです。
簡単に言えば、検索エンジンでの検索は「汎用的な知識を得るための調べ物」で、SNSでの検索は「今何が起きているか、(キーワードに対して)今はどうなのか?」という検索で、使い方が全く違うのです。
それぞれの検索対策を考える
検索は「コンテンツの幅と深さ」SNSは「身近さ」
同じコンテンツを提供するでも、Webサイトで求められるのは汎用的な知識ですから、「コンテンツの幅と深さ」が大事になります。最近の検索エンジンは専門性やオリジナリティを重視していますので、コンテンツのクオリティをあげるのが大事です。
一方で、SNSの検索は「探した時にすぐに答えをくれる身近さ」が大事です。ですので、コンテンツは専門的になりすぎず、直感的でわかりやすくある必要があります。
SNSでは内容を伝えきれないのであれば、より専門的な知識を提供するためにWeb導線を引きます。これがSNSからの集客につながりますが、SNSは検索だけでなくフォロワーからの見た目も大事なので、SNSからの集客ばかりに注力していると、ユーザーから嫌われてしまうため、さじ加減が難しいところです。
Webサイトは重複厳禁、SNSは重複が大事
Webサイトではコンテンツが重複するのはSEO的にNGです。しかし、SNSは重複コンテンツという概念がないため、何度でも同じコンテンツを配信できます。
SNSで同じWebページを紹介するでも、「いま話題になっているXXXはYYYが特徴です。こちらの記事にまとめてあります」と投稿するなど、その時に起こっているイベントや流行に合わせて紹介文言を変えるだけで、立派な新しいコンテンツになります。
Webサイトは制作、SNSは運用
Webサイトでは、一度作ったら同じコンテンツが長く消費されるのに対して、SNSは「常に最新の情報をタイムラインで表示させる」ことが大事です。
これらの違いを考えると、Webページは「コンテンツを制作するもの」ですが、SNSではいかに目に付くかをポイントに「運用するもの」であると言えます。SNSはSEOのように一度作ったらある程度は放置でOKという場所ではないので、Webサイトを制作する感覚で運用するとうまくいかなくなります。
検索エンジンとSNSの検索対策を比較
最後に、検索エンジンとSNSの検索対策という視点で、それぞれのコンテンツの違いを比較してみます。
サービス | 検索エンジン | SNS |
---|---|---|
求められるコンテンツ | 汎用的な知識 | 今の情報 |
コンテンツの濃さ | 深く・広く | シンプルですぐわかる |
コンテンツの重複 | NG | 邪魔でないなら何回でもOK |
コンテンツの提供 | 制作 | 運用 |
Webサイトメインで運用していた方からすると、「重複OK」「今に合わせる」「シンプルですぐわかるように」というのがポイントでしょう。
このポイントを抑えて、より多くのユーザーをSNSからWebサイトに集客して、SNSアカウントにもWebサイトにも常連客を呼び込むのが大事になります。