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Googleの新検索アルゴリズムPassage-Based Indexingまとめ

WEBZINNEトピックス編集部のアイコンWEBZINNEトピックス編集部

公開日:2020年11月25日

2020年10月に発表されたGoogleの新検索アルゴリズム「Passage-Based Indexing」。リリース時期や影響範囲、Passage-Based Indexingに対策などをまとめました。

Passage-Based Indexingとは

概要

通常の検索エンジンはページを評価対象としていましたが、Passage-Based Indexingは文節を評価するためのアルゴリズムです。キーワードに対して、ページではなく「一文・一段落」でマッチするものがあれば、それを表示させる仕組みになります。

Indexingという名前ですが、インデックスの仕組みではなくあくまで評価アルゴリズムの一つとされています。Passage-Based Indexingによって評価された文節がどのように表示されるかは発表されておらず、通常のランキングに表示されるのか、新しいブロックができるのかは不明です。

なお、すでにある「強調スニペット」とは別のものになるとのことです。

導入時期・範囲

Googleは、Passage-Based Indexingを2020年11月に英語圏から導入すると公式に発表しています。影響範囲は検索クエリの7%ほどとされているため、かなり大きな変動が生じると思われます。

英語圏以外の導入時期は未定です。

Passage-Based Indexingでどう変動する?

Passage-Based Indexingは「ページの内容に関係なく、検索クエリにマッチする文節を上位表示する仕組み」と言っても良いので、影響するのは

  • ニッチなキーワード・クエリ
  • 他のランキング要因で上位に来ていたページが下がる

というパターンと、

  • ニッチなキーワード・クエリ
  • これまでランクが低かったページがランクアップ

の二つの変動が予想されます。

Passage-Based Indexingは「ページ単位などでは回答できないニッチなクエリのランキングを細分化されること」でもあるので、ラージキーワード以外で大きな順位変動があるでしょう。

Googleが公式にアナウンスしている予想影響範囲が検索クエリの7%ですので、全体のニッチクエリの割合を考えると「ニッチクエリ界隈では大きな変動」となりそうです。

Passage-Based Indexing対策

文節を評価対象にするということですので、Passage-Based Indexing以降は、ページ単位でなく「文節単位」でSEOキーワードを意識したコンテンツ作成が必要になります。

これまでは検索クエリに対してマッチするタイトルと内容で上位表示させていたところが、細かい検索ニーズを調べ上げて、それぞれに対応する文節・センテンスを用意して、それらの集合体としてページが組み上げていくようなイメージでしょうか。

その意味では、現状あるページについても、ニッチな検索クエリを見越してリライト作業などをするとSEO効果が高そうです。


Googleの新検索アルゴリズムPassage-Based Indexingについて見てきました。

Passage-Based Indexingの導入は、考え方によってはこれまでランクが低かったページが上位に来るチャンスとも言えます。

久しぶりのGoogle検索エンジンの大きな変更ですが、どのように変わるかはリリースされるまでわかりませんので、最新情報を常にチェックするようにしましょう。

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