新規サイトをSEOで伸ばしたい時の初期戦略
公開日:2020年11月19日
新規サイトをSEOで伸ばしたい時に、初期でどのような戦略を取るべきか、どのような施策を実行するのが最適なのかをまとめました。
まずはSEOの基本を思い出そう
SEOでの集客をメインにするのであれば、まずはSEOの基本をしっかりと押さえることを意識するのが大事です。
SEOは、
- インデックスされる(検索エンジンに登録される)
- 対象キーワードを広げる(キーワードでランクインする)
- 順位をあげる
という順番です。
どんなサイトでもここをスキップすることは出来ません。新規サイトの場合は、特にこの基本が大事なので、ここをしっかりと確認しておきましょう。
新規サイト作成時
インデックスを増やす戦略
新規サイトの立ち上げ前は、しっかりとサイトのフレームとページを「検索エンジンからインデックスされやすい構造」で組み上げることが大事です。検索インデックスを増やす施策は主に二つです。
- 良質なページの量産
- クローラービリティをあげる
初期の段階では、サイトのボリュームを出すことが難しいので、まずはクローラビリティを意識して、サイトのリンクビルディングをしっかりと行いましょう。
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また、サイトのSEO状況を把握するためにもGoolge Search Consoleへのサイト登録は必ず行いましょう。
対象キーワードを広げる戦略
初期段階ではページ数がそこまで多くないケースが多いため、無闇やたらにキーワードを広げる必要はありません。ただし、狙ったキーワードでしっかりと検索エンジンにランクインさせるためにも、titleタグやページ内で対象キーワードを使うなど基本的なSEOは意識しましょう。
初期段階でカテゴリやタグなどで欲張ってキーワードリンクを詰め込みすぎると、逆に狙ったキーワードが薄くなって逆SEO効果に生みかねないので、最初は「記事の品質を重視」しましょう。
新規サイト公開後
まずは静観。しっかりとコンテンツを追加する
サイト公開後は、誰でもこれまでの苦労をすぐに成果にしたいものですが、中々そうはいかないのがSEOの難しいところです。
10年くらい前なら公開してすぐランクインするのが当たり前でしたが、10年前とはサイトの数もページの数も違うため「空きキーワード」はかなり少なくなっています。そのため、サイトを公開してしばらくはアクセス0、検索にも全く引っかからない「無風の状態」が続くことも普通に有り得ます。
これが1週間なのか半年なのかはサイトにもよりますが、「強力な外部リンクを得られた」などの外部効果がないすっぴんの状態の新規サイトなら最悪1ヶ月ほどは無風が続くでしょう。
だからと言って慌ててはいけません。まずは、結果は静観してしっかりとコンテンツを追加して行きましょう。この時期は極端に言えば「検索エンジンからの集客は無視」しても問題ありません。
ただし、SEO戦略が正しい方向に向かっているのかだけはしっかりとチェックしましょう。
コンテンツが増えたらタギングの見直す
ある程度ページの量が増えてきたらタグ、カテゴリの見直しをしましょう。
初期段階で作ったタグが思ったよりも使ってなかったり、逆に新規サイト作成時にはなかったタグが必要になったりと、コンテンツを追加すれば状態は常に変化します。
検索エンジンは「専門性」と「多様性」を好みますので、タグを追加しつつ記事の修正・加筆をして、オリジナリティを高めていきましょう。
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Search Consoleでインデックスとキーワードをチェック
新規サイト公開からある程度時間がたったら、Search Consoleでインデックスと対象キーワードをチェックします。
しっかり認識されていれば、「カバレッジ」の「有効」ステータスのページが増えているはずです。ここの有効数がサイトのページ数に近ければSEOの最初&大事な一歩である「インデックス」について成功したと言えます。
続いてキーワードについては「検索パフォーマンス」でクエリを調べます。新規サイト公開初期段階では「結果がない」のこともありますが慌てないで大丈夫です。キーワード広告などと違って、ここは徐々に対象キーワードが広がってくるのがSEOなので、時間を置いてSearch Consoleをチェックした時に少しずつでも増えていればOKです。
ひたすら繰り返す
ここまで出来たら新規サイト作成初期段階のSEO戦略は終了です。
この段階では「アクセス0」「ランクインキーワード0」という状況もあるかもしれませんが、焦ってはいけません。もう一度、最初からSEO戦略を繰り返してじっくりと攻めていきましょう。
なお、SEOで検索順位をあげる施策については、コンテンツが出揃っていない初期段階に行っても大きな効果は見込めません。まずはコンテンツを充実させて「戦えるサイト」に育てることに力を入れましょう。