独自ドメインを廃止する際にやりたいこと
公開日:2022年1月5日
これまで運営した独自ドメインを廃止することが決まったら、ドメインを停止するだけでなく様々なやることがあります。
ブランド・商標リスクがないかをチェックしよう
独自ドメインを廃止すると、誰でもそのドメインを購入できる状態になります。独自ドメインに商標やブランドイメージなどがある場合は、なりすましサイトで使われたり、似た名前のサービスと混同されたりと、他人に渡ることでリスクになる場合もあります。
独自ドメインは一度誰かの手に渡ってしまうと、買い戻すことが非常に難しいため、ドメインを廃止する前に、本当に廃止しても問題ないのか、今一度確認しましょう。
課金を停止しよう
独自ドメインを廃止することが決まったら、これ以上料金が発生しないようにドメインの課金を停止しましょう。レジストラによっては、ドメイン登録時に何もしないでもクレジットカードによる自動更新設定をする場合もあるので、「自動更新のオフ」がされているかをチェックしましょう。
ドメインオークションにかけてみよう
長年運営していてドメインの評価が高い場合は、ドメインオークションに出品することでドメインを売却できることがあります。
売れるかどうかは、そのドメインを欲しい人がいるか、出品した価格が適正かどうかで変わってきますし、可能性としてはあまり高くないかもしれません。
それでも、何もやらなければ1円にもならないですから、ものは試しに出品してみるのも良いでしょう。
サイトを継続する方法を探そう
そのドメインで運営していたコンテンツは資産です。ドメインなしでもそのコンテンツを生かせるように、サイトを継続できる方法を探しましょう。
GithubなどのレポジトリサービスやNetlify、Cloudflareなどのクラウドサービスには、無料で静的サイトをホスティングして、サブドメインを付与してくれるサービスがあります。
サイトをそうした「サブドメイン付きホスティングサービス」に移転すれば、ドメインが変わってもサイトを継続できます。
サイトを継続するなら、リダイレクトを忘れずに
ドメイン変更してサイトを運営することにしたのなら、オリジナルの独自ドメインから新ドメインへの301リダイレクトを忘れずに行いましょう。
サーバーも同時に解約するのであれば、301リダイレクトを設定できるNetlifyで空のHTMLをホスティングして、リダイレクト設定で全て新ドメインに301リダイレクトするようにすれば、サーバー費用0円で新ドメインへのリダイレクトができます。
NetlifyのRedirect、Reweiteルールの書き方・処理方法まとめ | SERVERSUS
Googleなどの検索エンジンは、301リダイレクトを検知すると速やかに評価の移転をするとされていますが、Googleも301リダイレクトは数ヶ月から1年ほどは行っておくことを推奨しているので、独自ドメインの廃止が決まったらすぐに301リダイレクトを開始するようにしましょう。
サイトのリダイレクト設定ができたらSearch Consoleで移転設定をしよう
意外と忘れがちなのが、Google Search Consoleでの移転設定です。
Google Search Consoleで移転先のサブドメインを追加してから、独自ドメインのプロパティページで、「設定 > アドレス変更」から新しいプロパティへの移転を設定します。
Google Search Consoleでの移転は、数ヶ月かかることがあるので、できれば半年前くらいから移転設定をしておくと良いでしょう。