ページ速度を改善するために使える無料ツールと改善方法まとめ

公開日:2020年11月5日
SEOで重要な指標であるだけでなく、ユーザー体験としても重要なのが「ページ速度」。今回は、ページ速度を改善するために使える無料ツールと、ページ速度の改善方法をまとめました。
ページ速度計測
まずは、自分のサイトがどれくらいの速度で表示できているのかを知る事が大事です。ツールを使うと、どこでどれくらい時間がかかっているのかがわかります。
PageSpeed Insights
Googleの公式ツール。ページを表示するまでに掛かった時間を、SEO指標となる項目ごとに解析してくれます。また、ページ上の改善すべきポイントを提案してくれます。
GTMetrix
ページスピード測定の老舗サイト。
PageSpeed Insights、YSlowを同時に計測してくれるほか、Waterfallでどこにどれだけ時間が買ったかを詳細に分析してくれます。
タイミングによって計測待ちが生じるのが難点ですが、無料で使えるツールとしてはやはり外せないツールの一つです。
Lighthouse
Googleが開発するChrome拡張機能「Lighthouse」。スピードだけでなく、SEOやPWAなどの検査もしてくれる万能ツールです。ブラウザからサクッとテストできるのも◎です。
サーバー速度測定
Apache Bench
Apacheサーバーに含まれているベンチマークソフト。速度解析だけでなく、サーバーの負荷テストもできます。
Linuxならabコマンドで、Windowsならコマンドからab.exeを実行する形でベンチマークを計測します。引数は、「-n(Number = トータル回数)」「-c(Concurrency = 同時接続数)」などを使います。
ab -n 100 -c 10 http://www.example.com/
上記の例では、www.example.comに対して、100回リクエストを飛ばして同時接続が10なので、10人が同時に10ページを見るという想定で負荷テストができます。
ページスピード測定がページの問題を測定するためだとしたら、こちらはサーバー側の問題を見つけるのに最適なツールと言えます。
loadtest
Node.js製のベンチマークツールloadtest。Node.jsとnpmがインストールされている環境なら全てで使えます。
npm install -g loadtest
でインストールして、
loadtest -n 100 -c 10 http://www.example.com/
で負荷テストをします。Apache Benchの「ab」が「loadtest」になるだけなのでApache Benchユーザーでも使いやすいのが◎です。
速度改善の方法
ここまで紹介したツールを使って、ページ・サーバーの速度を計測して問題点を割り出せたら、問題を解決します。
ページロードが遅い場合
GTMetrixなどのWaterfallで、各ファイルのダウンロード時間が1秒を超えるような場合は、ファイルのロードの詳細を見ます。ロードが遅い場合は、
- Waiting(サーバーの反応)
- Receiving(サーバーからのダウンロード)
のどちらかが遅い場合がほとんどです。
この場合は、ページのスクリプトが悪いのか、サーバーの転送速度が遅いのかなどを調子して改善しましょう。
ページレンダリングが遅い場合
ページレンダリングが遅い場合は、PageSpeed InsightsやLighthouseで「レンダリングブロックをしているJavaScript/CSSを排除する」という警告が出てきます。
レンダリングブロックとは、ページドキュメント(HTML)のロードが終わっているのに、JavaScriptやCSSなどの情報からレイアウト処理をするのに時間がかかって「ページを描画するのを止めてしまっている状態」のことを指します。
ユーザーからするとページロードが遅いのもページレンダリングで止まっているのも、等しく「遅いページ」ですので、レンダリングブロックは軽減させるのがベストです。
レンダリングブロック対策については、対処方法が難しいので別の記事で解説します。
負荷に耐えられていない場合
Apache Benchなどで負荷テストをして、リクエストが少ないと速いのに、同時リクエストが増えると遅くなる場合は、サーバーが負荷に耐えられていない可能性があります。これは、レンタルサーバーや格安VPSなど処理能力が高くないサーバーでホスティングをしている場合によく起こります。
この場合は、
- サーバーを移転する
- プログラムを見直す
- リクエストを減らす
という方法で解決します。
ページ速度を改善するために使える無料ツールと改善方法を見てきました。
意外と自身のサイトのページ速度を知らなかったり、計測していないという方も多いかと思いますが、SEOにとってもユーザー体験にとっても重要な指標なので定期的にチェックして、改善していきましょう。